こどもの目線での診療をしています。小さな事でもご相談ください。小児科医は子ども達が成人するまで見守ります。
気管支炎などの感染症はもちろん、育児や予防接種の相談から小児のアしルギー疾患、アトピー性皮膚炎、乳児湿疹、便秘、気管支喘息、長引く咳症状、夜尿症、花粉症、肥満、成長の相談など、広く診療を行っております。
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令和5年4月から副院長 林晃久(新潟大学医学部卒業)と2人体制で診療しております。よろしくお願いいたします。
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令和5年4月から生後2か月から4種混合ワクチン接種可能となりました。予防接種のコーナーをご覧ください。また子宮頸がんワクチンではシルガードが接種可能です。
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当医院は新潟県風しん抗体検査事業に参加しております。
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学校検診の精密検査を行っております
学校心臓検診で異常を指摘されたら
学校での1次検診で指摘されるのは、おおまかに①心雑音 ②不整脈(心電図異常)です。
① ほとんど問題ないと思われます。多くは無害性あるいは機能性心雑音という心配のない雑音です。緊張時・運動後に心拍数が多くなると、心臓から送り出される血液量が多くなったり、あるいは血液の流れる速度が速くなり心雑音の原因になると考えられています。
ただし、心房中隔欠損症など生まれつきの心臓病が学校心臓検診で見つかる場合もあります。診察によっては、心臓に異常がないか心臓超音波検査(心エコー)お勧めする場合があります。
当院では心臓超音波検査を行なっております。Web予約の上、学校検診の精密検査用紙を持って受診をお願いします。なお心臓超音波検査は予約制ですので受診時に後日を相談させて頂きます。
②不整脈に様々な種類の不整脈があります。医院で心電図を再検査する必要があります。また不整脈の原因として、心筋症や心臓の構造異常のこともありますので、心エコー検査を受けていただくこともあります。
また、心電図検査は一時的で短時間ですから診断に限界があります。不整脈の種類や回数が多い場合には、ホルター心電図(24時間心電図)を用いて、より長い時間記録し危険な心拍数の変動と脈の乱れ具合(不整脈)の有無を調べることができます。これも受診当日にはすぐにはできません。予約していただくこととなりますのでよろしくお願いします。
学校腎臓病検診で異常を指摘されたら
学校では1年に1回行う尿検査を行なっています。早期に慢性の腎臓病を発見することを目的に導入されました(3歳時健診、保育園や幼稚園で行っている検診も同様です)。慢性の腎臓病は、症状がかなり進行してからでないと症状として表に出てこないことが多く、その段階で発見されても既に腎臓の機能を元に戻せなくなってしまっています。このため検診で異常を指摘された場合は、しっかり医院を受診して検査を受けておきましょう。
当医院は、2次検査での再検尿、腎臓病発見のための血液検査、必要に応じて腎臓の超音波検査を行っております。
学校の血液検査で異常を指摘されたら
上越市では、小学5年生と中学2年生を対象に血液検査を実施しています。その結果、小学生の約3割に血液中の脂質高値があり、また中学性の約2割に脂質異常があることがわかています。小児期から生活習慣病が始まっていることが推測されます。
血液検査は、動脈硬化を引き起こす脂質、中性脂肪やコレステロールの異常を早期に発見し、その背景にある生活習慣を見直すことを目的に実施しています。脂質異常の要因としては、生活習慣が関わる後天性のものと、遺伝的要素が関わる先天性のものがあると推定さ
れますが、子どもの頃から自分の体質や体の状態を知っておくことは、将来の健康のために大切です。
血液に異常が認められる子どもには、朝食を食べない、夜遅くに食事やおやつを食べるなど、食生活が乱れているケースが多く見られます。
子どもの生活習慣の形成には、家庭の果たす役割が大きいと思います。家族の食習慣、運動習慣などの生活習慣を振り返り、家族みんなで健康について考えてほしいと思います。
上越市では、乳幼児健診に始まり、保育園・幼稚園児の肥満対策事業や学童期の血液検査事業など、乳幼児期から学童期まで継続して子どもの健康について考える機会を整えています。医師や保健師、栄養士などが指導や相談を行うので、ぜひ活用してください。
なお、血液検査で要精密検査のお子様には精密検査のご案内が来ると思います。
肥満の食生活に偏りのないのに悪玉コレステロールが高い子には、遺伝によるコレステロール異常があります。経過観察や薬剤治療が必要な場合があります。受診のうえで、当医院の医師にご相談ください。
春の学校検診で異常を指摘されたら
①2016 年 から春の学校健康診において「成長曲線の活用」が導入されました。お子様の毎年の成長の記録を行い、成長の異常があるかの見守りを行なっています。
身長測定からは、成長ホルモン低下による低身長があるかないか、身長の伸びが著しい場合に思春期早発症がないかなどを発見するきっかけが得られます。当医院では身長の伸びが良くない方への精密検査、身長の伸びが著しい女児のホルモン検査と思春期早発病の治療に対応しております。
また体重測定からは、生活習慣病の原因となる肥満を判定します。上越市ので肥満度判定基準では、肥満度40%以上を要受診(20〜40未満経過観察)、1 年あたりの肥満度増加が20%以上は進行性肥満で要受診(20〜40%未満経過観察)としております。
肥満度40%以上のお子様には、学校精密検査のおすすめがなされます。
当医院では肥満への取り組みに力を入れております。Web予約のうえ受診をお願いいたします。
②そのほか、鼻炎や皮膚の異常を指摘される場合があります。ご相談ください。
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