地域に根付いた医療を実践していますー県立中央病院勤務を含めて、当地で診療をさせていただいて24年がたちました。
生活習慣の変化にともなって、お子様のかかる病気も多種多様になりました。喘息などのアレルギー疾患も少なくありません。アレルギーが、関与する病気には、最新のガイドラインにそって、かつ個々のライフスタイルに沿ったスタンダードな医療を行っております。
小児疾患の主役は伝染病や風邪です。当地での流行や、季節によって多発する病気を見出すのは、経験と地域における身近な情報が大切です。
例えば、咳の患者様が風邪なのか、今あちらこちらで小流行しているマイコプラズマ感染症なのか、一部の地域にみられる百日咳なのか、お友達の中でどんな病気が流行っているのか等々。たくさんの患者様をみせていただいて、地域、個々の状況.情報を把握したうえで、確実で迅速に診断使用と、常々こころがけております。
重症患者様のピックアップー
お子様の病気は、急に発症して時に重症化しやすい傾向にあります。当クリニックでは、診察前に、重症化しそうなお子様を受付の段階や待合室のレベルで早期に拾い出し(スクリーニング)し治療につなげ、それがお子様の早期の回復につながるよう様に心がけております。
診察前に、受付や待合室で、容態が良くない場合には早めに看護師が病状をお聞ききし、順番前に診察する場合があります。このため、順番が予約と異なる場合がありますのでご了承ください。
待合室についてー
お子様の病気は、伝染性を有するものが多いため、当クリニックでは、こどもどうしの伝染を極力避けるため、感染性の強い方は、診察まで、待合室以外のスペースでお待ちいただいております。ご不便をおかけいたしますがご協力をお願い申し上げます。
点滴についてー
処置室では、充分な点滴スペースを用意しているつもりですが、病気の流行時はしばらくお待ちいただきます。
また、病気によってはカーテンで仕切った別スペースで点滴を必要とします。この場合も、お時間をいただくことになりますがご容赦ください。
点滴は、脱水の治療(静脈からの水分補給)、活動性の強い感染症への抗生物質の点滴注射が主です。必要量を病状に応じた時間をかけて注射させていただきます。最初の診察の後、点滴後または点滴中に医師が状態観察の為、2度目の診察をいたしますので、何かご不明な点は医師にお話くださいませ。
小児科・アレルギー科
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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8:30~12:30 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | ○ | / |
15:00~18:00 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | / | / |
【休診】
水曜・土曜午後・日曜・祝日
※連休が近い水曜日は診察します。詳しくは「予約フォーム」のお知らせ画面をご確認ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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14:00~15:00 | / | ○ | / | ○ | ○ | / | / |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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14:00~15:00 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | / | / |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ![]() |
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午後 | ![]() |
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:感染症の流行時には20以上お待ちいただく場合があります。急患が入った場合は受付順番とお呼びする順番が変わることがございます。 ご了承ください。 |
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:10分程度お待ちいただく場合があります。救急患者の対応の場合、順番が変わります。 ご了承くださいませ。 |
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:比較的空いています。 食物アレルギーの相談は、火曜日~金曜日の午前11時に予約してくださいませ。 |
火、木、金の午前11時台12時台は、あまり混雑しません。アトピー、皮膚疾患の方はこの時間帯がお勧めです。 午後17時台は混雑し、お待ちいただくことがあります。 連休が近い水曜日は診察します。 土曜日は、混雑いたします。 |
1.超音波エコー検査 |
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3.レントゲンー肺炎が疑われたり、腹部症状で外科的治療が必要な場合などは、レントゲン検査をさせていただきます。
4.検査の迅速化に努めますー子どもの病気で最も多いのが感染症です。感染症がウイルス性か細菌性かどうか区別するには、白血球数や炎症反応(CRP)を調べることが有用です。検査が必要と判断された場合(特に抵抗力の弱い乳児や発熱期間が長い場合など)、同意を得た上で採血させていただきます。これらの検査結果は10分ほどで出ます。早期の有効な治療に役立たつよう努力いたします。
5.呼吸機能検査ースパイロメーター |
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診療予約について
新患のかたも、また再診のかたも電話で診療時間を指定して予約が可能です。電話番号(025)526-6266にお電話ください。音声ガイダンスにそってご予約ください。
また、パソコンや携帯電話、スマートフォンの画面(ドコモなど、他の会社でもご利用可能です)。予約は、はやしクリニックホームページのリンク集から入れます。
小児科に多い感染症の治療には重点をおいてます。ついで多いアレルギー疾患には最新の考え方と確立した治療を行います。
当医院の来院実績(平成18年2月)
1,800人。来院した方のうち感染症が一番多く59%を占めました(扁桃炎や気管支炎の気道感染は50%、感染性胃腸炎は9%)。今年はインフルエンザの数が少なく全患者の11%程度で、少なくてすみました。
気管支喘息は全患者様の29%、アトピー性皮膚炎は8%、アレルギー性鼻炎は2%でアレルギーの患者様は感染症についで2番目で計39%でした。
3月以降は花粉症などアレルギー疾患は増える見込みです。
喘息の年齢分布をみると2歳(40人)から増えはじめ3~6歳まで各年齢60~80名ですが、小学校に入ると(小学校1年40人、2年20人)半減していきます。喘息は小学校入学前が治癒のポイントと思います。
アトピー性皮膚炎は生後3か月から見られ、1~2歳は全患者様の15%、その後倍増し3~4歳がピークです(全患者様の半数がこの年齢)。でもその後、半減し小学生の通院患者様は1~2%ととても少なくなります。しかし、10~15歳の患者様も全患者様の10%を占めており、治りにくい人もいることを示しています。
当クリニックでは、乳児から成人までのアレルギーについて、お一人お一人それぞれのライフスタイルを考えながら治療することを心がけております。
当医院の来院実績(H18年12月)
およそ1,800人。うち気管支炎や咽頭炎などの気道感染症は39.6%と最も多く、ノロウイルス等の胃腸炎も14.5%と少なくありませんでした。アレルギー疾患も多く、気管支喘息が35.0%、アトピー性皮膚炎が5%、アレルギー性鼻炎と結膜炎が2.5%、蕁麻疹が1.0%でした。秋~冬のはじまりにかけて喘息発作を起こす子供様が多いのですが、12月は喘息の8.6%の患者様が発作で点滴治療を要しましたが、殆ど入院を要さず1~3日の外来点滴で軽快しました。全体に喘息は治り易くなってますが、これは吸入ステロイドやロイコトリエン拮抗薬などのコントローラー効果が出てきたからだと思います。発作をおこしたのは2~3歳のお子様が主です(発作を起こしたひとの70%)。この年齢の治療が重要だと考えられます。